2021年3月31日現在
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新型コロナウイルス感染症による影響により、大学では様々な環境の変化がありました。前期では緊急事態宣言等による原則オンライン授業により、まさにキャンパスに人がいない状況となりました。後期は原則対面授業となりましたが、オンライン授業との併用での授業実施や、クラスターの発生や豪雪などによる休講等で、キャンパス人口が従前のように戻っていない状況となりました。このことは、生協の経営に大打撃を与えました。特に食堂・食品といった日常利用が大きく減少し、20年度は生協全体で11億5,084万円の供給高となり、対前年で約4億5,600万円減と大きく落ち込みました。また客数も92万人と前年の約半分となりました。この経営状況に対して、「経営改善計画」を策定し、最重要の経営課題を「経営存続と債務超過の回避」とし、単年度赤字4,000万以下にするべく、供給対策・経費削減対策を実施しました。結果として単年度赤字とはなりましたが、税引き後当期剰余で△3,066万円と赤字を目標値より抑えることができました。
厳しい状況ではありましたが、教科書の宅配対応、テイクアウト対応、オンラインを活用したサービスなどコロナ禍の学生・教職員を支えるサービスを、感染対策を徹底しながら実施しました。
21年度は、20年度の単年度赤字により増加した累積赤字の解消に向けてしっかりとした足掛かりを作っていくことが急務となります。21年度も新型コロナウイルス感染の影響が一定残ることが考えられ、しかも行政などの補助金も今後不透明なことから、厳しい経営運営となります。と同時に富山大生協の存在価値が改めて問われていると強く意識する必要があります。今一度組合員の声やコロナ禍での新しい生活から生まれる要望をしっかり組み込み、現状の経営状態を生協全体で正しく理解し、コロナ禍による行動様式の変容、大学教育・運営の変容を見極めた事業活動の適正化と拡大を進め、単年度で黒字化を目指さします。
設立 | 1962年4月20日 |
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住所 | 富山市五福 3190 |
電話 | 076-431-4249 |
形態 | 職域生協 |
理事長 | 横畑 泰志 |
専務理事 | 松本 明男 |
正規職員数 | 7名 |
定時職員数 | 126名 |

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